オムロンVT-X750は、SMT故障解析、半導体検査、5Gインフラモジュール、自動車電装部品、航空宇宙、産業機器、半導体などの分野で広く使用されている高速CT型X線自動検査装置です。この装置の主な特徴と機能は次のとおりです。
検査対象:VT-X750は、BGA/CSP、挿入部品、SOP/QFP、トランジスタ、R/C CHIP、下部電極部品、QFN、パワーモジュールなど、さまざまな部品を検査できます。検査項目には、はんだ付けオープン、濡れなし、はんだ量、オフセット、異物、ブリッジ、ピンの有無などがあります。
カメラモード:3Dトモグラフィーに複数の投影を使用し、カメラ解像度は6、8、10、15、20、25、30μm /ピクセルから選択でき、さまざまな検査対象に応じて選択できます。 装置仕様:基板サイズは50×50〜610×515mm、厚さは0.4〜5.0mm、基板重量は4.0kg未満(部品実装下)。装置寸法は1,550(W)×1,925(D)×1,645(H)mm、重量は約2,970kgです。電源電圧は単相AC200〜240V、50/60Hz、定格出力は2.4kVAです。
放射線安全性: VT-X750 の X 線漏洩は 0.5 μSv/h 未満であり、CE、SEMI、NFPA、FDA などの仕様要件を満たし、オペレーターの安全を確保します。
応用分野:VT-X750は、電気自動車のパワーデバイス(IGBTやMOSFETなど)、メカトロニクス製品のはんだ内部の泡、スルーホールコネクタのはんだ充填などに広く使用されています。 技術的特徴:VT-X750は、3D-CT技術を採用し、超高速カメラと自動検査技術を組み合わせることで、業界最速の自動検査速度を実現しています。 3D-CT再構成アルゴリズムにより、高強度はんだに必要な錫足形状を高い一貫性と繰り返し精度で再現し、検査の精度と信頼性を確保します。
まとめると、オムロン VT-X750 は、さまざまな産業分野での高精度検査のニーズに適した、強力で幅広く使用されている X 線自動検査装置です。